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『バグフィルター付きの焼却炉で、セシウムについて99.99%以上の除去率を確認』は『そうだったらいいなぁ』という妄想?!
ども、miomamaです。
今回のブログは長いです。 先日の県議&市議との意見交換会のなかで瓦礫処理について質問しました。その中で『バグフィルターの効果』についてもお聞きしました。 そのときに配布された資料には『バグフィルター付きの焼却炉で、セシウムについて99.99%以上の除去率を確認(第3回環境省災害廃棄物安全評価検討会資料)』とあり、だから大丈夫なのだという結論でした。(この意見交換会の内容についてはただいま録音したものを書き起こし中。) さて、昨日(2012年1月21日)の東京新聞の『こちら特報部』に下記のような記事が掲載されました。これを読んでアナタはどう判断しますか? ココから転載(文字の強調は私です) 昨年六月十九日、東京・霞が関の環境省第一会議室。非公開で開かれた有識者会議「災害廃棄物安全評価検討会」は、福島原発周辺の警戒区域・計画的避難区域を除く福島県内の災害がれきの処理方法を了承した。非公開の理由は「表に出せないデータがある」(同省廃棄物・リサイクル対策部)だった。 密室で決まったのは、大きく言って ①木くずなどの可燃物は、新たに放射能対策を講じなくても、既存の焼却炉で焼却可能 ②放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8000ベクレル以下の不燃物や焼却灰は最終処分場に埋め立てが可能で、8000ベクレル超については一時保管―の二つだ。 可燃物については「十分な能力を有する排ガス処理施設」との条件を付けた。「十分な能力」とは、ダイオキシン対策で整備された「ろ布式集じん機(バグフィルター)」と呼ばれる高性能の排ガス処理装置のこと。ダイオキシン対策が放射能汚染に通用するとは、にわかに信じ難い。 この時点で、放射能汚染がれきを実際に焼却炉で燃やしたデータはなかった。環境省によれば、その主な根拠は、検討会委員の大迫政浩・国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター長が同会に提出した資料だった。 その一つが、同センター作成の「放射能を帯びた災害廃棄物の処理に関する検討」。ぜんそくや肺がんを引き起こす可能性のある「PM2・5」という粒子状物質は、バグフィルターで「99.99%以上(除去できる)」。だから「(放射性セシウムなどの)元素も捕集される」と報告している。ただ、わずか4ページの資料だけでは、その理由はよく分からない。 もう一つが、「一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるセシウム、ストロンチウムの除去挙動」と題した論文だ。2009年秋、バグフィルターを備えた「A自治体」の焼却炉で測定したところ、セシウムの除去率は「99.99%」という。だが、ここに登場するのは放射能を持たない「安定セシウム」と「安定ストロンチウム」。そもそも放射性物質をテーマにした実験ではないのだ。 有識者のお墨付きを得た環境省は六月二十三日、この方針を正式決定した。後日公表された会議の議事録によれば、これらのデータについて「机上の仮定の数字が多い」(酒井伸一・京都大学環境化学センター長)と批判的な意見もあったが、環境省は黙殺した。 同省廃棄物・リサイクル対策部は「十分なデータはなかったが、方針はすぐ出さなければならなかった。ごみを燃やすことができなければ都市生活は成り立たなくなる」と説明する。まさに「焼却ありき」だった。 環境省自ら「不十分」と認める状況下で、放射能汚染がれきを燃やすのは「人体実験」ではないのか。 大迫氏は「こちら特報部」の取材に「バグフィルターでのばいじんの除去率や、安定セシウム、安定ストロンチウムでの除去率の高さから、バグフィルターで十分除去できる、と検討会で判断した。安定セシウムの挙動は、放射性と同じになると考えていい。災害廃棄物を燃焼した試験はこの時点では行っていないが、災害廃棄物も通常の可燃物なので、性状が都市ごみと大きく異なることはない」と主張した。 環境省も「放射性セシウムの除去率は実際に99.99%だった」と反論する。その根拠を尋ねると、同省が昨年十一月末から十二月中旬までの間、福島県内六ヵ所の焼却施設で測定した結果を示された。そこには「除去率99.92〜99.99%」とある。しかし、これは、バグフィルター付近の測定結果から算定したにすぎない。投入したがれきに含まれていた放射性物質の総量は調べておらず、実際にどれくらい除去できているのかは疑問が残る。 福島県での処理方針は、岩手、宮城両県の災害がれきの広域処理にも継承された。見切り発車した「福島モデル」が今や全国標準になったのだ。 岩手、宮城両県の災害がれきは、通常の年間量の十〜二十年分に相当する約二千万トン。東京都と山形県が受け入れているが、そのほかの地域では住民の反発で調整が難航している。 環境省は、広域処理の安全性を必死にアピールしている。そこで振りまいているのが「バグフィルター安全神話」だ。住民向けのパンフレットには、バグフィルターの図入りで「放射性セシウムをほぼ100%除去でき、大気中への放射性セシウムの放出を防ぎます」と強調している。受け入れに反対する住民は「無知」だと言わんばかりだ。 ごみ問題に詳しい環境ジャーナリストの青木泰氏は講演会や著書などで、「バグフィルター安全神話」に疑問を投げかけている。 「バグフィルターではダイオキシンもすべて取り切れないのに、原子レベルの放射性物質が除去できるというのは、サッカーのゴールネットで野球のボールを捕獲できると言うに等しい暴論だ。焼却炉の煙突から放射性物質が放出されれば、その空気を吸った住民は内部被ばくする」 検討会のあり方については「技術的な検討の場を非公開にする理由は全くない。本来は二〜三年かけて検討を重ねなければいけない問題だが、環境省は、放射性物質が除去できるという実際のデータがないまま、がれき焼却方針を決めてしまった。方針を決めた後に実験でつじつまを合わせても、誰にも信用されない」と憤る。 では、どうするか。青木氏は訴える。 「バグフィルターで99.99%除去できるという説明は直ちにやめるべきだ。現在のように、汚染度にかかわりなく、何でも燃やすのは間違っている。受け入れの基準を早急に決める必要がある」 ここまで転載 『表に出せないデータ』ってなんですかね?なぜ表にだせないんですかね? 『同省廃棄物・リサイクル対策部は「十分なデータはなかったが、方針はすぐ出さなければならなかった。ごみを燃やすことができなければ都市生活は成り立たなくなる」と説明』。これって、食品に含まれる放射性物質の暫定基準を、『厳しくしすぎたらほとんどの食品が出荷停止になり、食べるものがなくなりかねない(厚労省の担当者)(朝日新聞 2012年1月21日)』という理由から長々と維持してみたり、4月から適用される新基準については『放射性物質を含んだ食品を一年間食べた場合の被爆線量を推計した結果、全年齢の平均で0.1ミリシーベルトと比較的低かったことや、主食のコメでほとんど基準を超えなかったことなどを踏まえ、厳しい基準でも供給に問題はないと判断した(朝日新聞 2012年1月21日)』と言っているのと根っこにあるのは同じですね。 『国民の命なんてたいして真剣に考えてないさ〜』というところですかね? 目の前にある問題がとりあえず片付いているように見えればそれでいいのさ〜ってなカンジでしょうか? 金がうまくまわっていれば、がれき処理場近くの住民なんて別に〜なんでしょうかね? いやいや完全にバカにされたものです。 今ここでがれき処理についての判断を誤れば日本はますます取り返しのつかないことになります。もう一度考え直しましょう。本当にそのがれきは焼却しても大丈夫ですか?拡散しても大丈夫ですか?それとも日本全国仲良く汚染されることを選びますか? 食品の新基準に関しても『「今後、この基準値が変わることはない。次があるとすれば、原発事故による放射能がなくなり、基準自体が必要なくなるときだ」と力説(朝日新聞 2012年1月21日)』する厚労省担当者の言葉に「その通りだね」とうなずきますか? 『原発事故による放射能がなくな』りはしないんですよ。気が遠くなるような、少なくとも私の命が果てるころまではなくなりはしないんです。もちろんこの担当者もいないでしょう。 すべては天使ちゃんたちが背負っていくことになるんです。 近い将来、「mama達は私達のためになにかしてくれたの?」と訊かれるんですよ。 そのときに天使ちゃんの目をみてアナタは何と答えますか? 『何度でも言う。イイ歳したオトナの無知は罪なのだよ の 巻』でした。 またね〜 子どもをもつ親として、同じく子どもをもつアナタへ
ども、miomamaです。正直、ものすご〜く眠い もう寝たい 今日はとぉ〜ってもハードな一日だったから さて、今回のブログは『アナタ』へのメッセージです。届けたい相手がいます が、果たして届くのやら… 『もう被曝はしちゃってるんだから今更ねぇ』 『震災前には戻れないんだから仕方ない』 『放射能汚染問題もどうしようもないんだから受け入れるしかない』 『頑張ったってなんにも変わらないよ』等々 そうですね。きっと正解なんでしょうね、これらのお言葉の方(ほう)が。 はい。被曝しちゃってます。事実です。 はい。震災前にはどう頑張ったって戻れません。 はい。放射能汚染問題は受け入れていくしかないことです。 頑張ったってなんにも変わらない…はウソかな 目の前にある事実は受け入れます。 大きな地震があった。たくさんの大切な命が失われた。福島の原発では今も深刻な事態が進行中。 すべて受け入れます。だって自分にはどうすることも出来ないことだから。 ただね、だからといって無条件降伏してるほどガキじゃないつもり なにもかもを自分の外側にあるモノのせいにして拗ねているだけのガキじゃないつもり 勝てるような戦い方は知らないけど、それなりにいい歳したオトナのつもり。 いい歳したオトナの仕事の一つに『自分より小さき存在である子どもを守り育てる』ってのがあると思っている。 だって私の目の前には天使ちゃんがいるんだもの。その天使ちゃんの周りにはこれまたたくさんの天使ちゃんたちがいるんだもの。 この天使ちゃんたちを守り育てるのは当たり前のことよ。 だから、さっきの事実に対しての勝ち方は知らないけど、自分がどうにか出来ることくらいは自分で選ぶわ。自分が決めるわ。 何を何処まで受け入れるのかは自分が決める。無条件降伏はしない。 大切な天使ちゃんを守るために自分の精一杯で頑張るわ。 だから、長くなったけど、アナタに言いたいのは一言。 『邪魔をするな』 小さき存在を守ろうとしている私の、彼女の、彼の、邪魔をするな いい歳したクソガキは黙って酒でも飲んでろ。タバコでも吸ってろ。お茶でも飲んでろ。噂話に花咲かせてろ。 『邪魔をするな』ただそれだけ。 ということで、『今日の県議&市議との意見交換会の内容については今夜は勘弁してちょの巻』でした。 またね〜 1月18日 放射能汚染問題意見交換会
ども、miomamaです。すごい雪になりましたね 幼稚園に天使ちゃんを送っていくのが嫌になります。いっそお家で天使ちゃんとゴロゴロしていたい… 今月の18日に県会議員さんと市議会議員さんそれぞれお一人ずつお願いして放射能汚染問題についての意見交換会を開催します。前回の市議会議員さんのご尽力でこの度は県会議員さんも同席されます。 前回録音したものを聞き直してみるとあまりに中身がなくて反省 せっかくいらしていただいた佐藤弘樹議員に申し訳ない気持ちでいっぱいです。たくさんの資料を用意していただき、丁寧にお話ししていただいただけに、もっともっとちゃんと下準備しておくべきだったと思うのです。 なので今回はしっかり準備していきます なおこちらの会への参加予定者はすでに決まっています。正確には返事待ちの方もいらっしゃいますけど。もし人数に余裕ができればその際には放射能汚染問題に関心のある方をまたあらためてお誘いします また、こんなことを知りたい、聞いてみたい等のメッセージは大歓迎です。早めに教えていただけるとその質問についても聞いてみます。 ちなみに今回取り上げるテーマは『瓦礫処理・野焼き・給食問題(特に牛乳)・放射線測定室設置・除染問題・土壌調査』です。 ということで『放射能汚染問題ってまだ終わってないんだぞ!の巻』でした。 またね〜 やったね!まず一カ所 一般市民も放射能測定依頼できる!
ども、miomamaです 友人からのメールで大崎市古川に一般市民からの放射能測定依頼を受け付けてくれる業者さんが誕生したことを知りました 以下はその情報を載せてくれた方のブログ(『まちかどブロガー 若見朝子』http://flat.kahoku.co.jp/u/tuma1/)より転載です ステキな情報に感謝いたします。 ここから転載 一般市民からの放射能測定依頼を 受け入れして頂ける場ができました。 「環境開発公社 MCM」 こちらは、産業廃棄物を扱う業者さんです。 施設に搬入される廃棄物の放射線量を測定する為に導入した測定器を 一般市民にも利用して頂けるようにしていただいたもの。 「一番困っている、食品の放射性セシウム汚染。 こどもたちに安全な食品を提供するのが、私たちの義務。 そのお手伝いをしたい」 と、本郷代表取締役の想いで 始まった測定。 導入した測定器は、ドイツ製 放射線量をトータルで検出するタイプですのです。 測定料金 一検体 2000円 宅急便での受付も可能ですが、事前にご連絡を頂きたいとの事です。 <放射能測定に関する問い合わせ> 環境開発公社 MCM 0229-29-2228 (担当 ・清水さん) ここまで転載 嬉しいですね 本当に嬉しい 連休が明けたら早速問い合わせてみようっと 大崎市にようやく一カ所ですね。 JAさんにも確か4カ所放射能測定器が入りましたが、こちらは農水省からの補助金が出ているために『一般市民の使用は不可能』といったことを先日の大崎市議会で話していましたからもう頼るは民間の自腹くらいしかないのかなぁと考えていたところにこのニュースです。 素晴らしい! もっともっと身近に測定室が出来るといいな そのためにももっと頑張らないとなぁ 『久しぶりに嬉しいニュースを聞いたなぁの巻』でした。 またね〜 『覚悟』するのは一体誰なのか?!
ども、miomamaです。ごめんなさい。どうしても怒りが収まらない。 怒りの原因はこちら。日本経済新聞Web刊にあった震災取材ブログ。 ここから転載。 原発事故の博物館を(震災取材ブログ) @福島 2012/1/4 12:00 東京電力福島第1原子力発電所の事故から9カ月あまり。福島県内で事故に関する資料を集めた博物館の設立を求める声が出ている。原発事故の経緯や写真、住民避難の資料などを集めた博物館で、事故の教訓を風化させないようするのが狙いだ。 博物館の設立に向けて動いているのは、福島大学を中心に構成するベラルーシ・ウクライナ福島調査団。調査団は2011年11月に旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所周辺に足を運び、地域住民による放射能対策や事故を起こした原発本体を視察した。その中でウクライナにあるチェルノブイリ博物館を訪れた。調査団のメンバーである桜の聖母短期大学(福島市)の二瓶由美子准教授は「原発事故の実態を詳しく知ることができる」と話す。 チェルノブイリ博物館の設立は1990年代。当初は、事故直後の消火活動に携わった作業員を讃(たた)えるメモリアルとして設立されたという。その後、収束作業に使った道具や現場を撮影した写真、原発の模型なども展示。広島や長崎に落ちた原子力爆弾による被害や世界にある原子力発電所の状況なども説明し、人類と原子力とのかかわりも分かる。 福島第1原発の事故を受けて、博物館内には福島に向けたメッセージも掲げられた。天井につり下げた桜の枝に垂れ幕がかかり、日本語で「私達(たち)はあなたと共にいる。傷が癒(いや)されるように祈りを捧(ささ)げている。諦(あきら)めないで!」などと書かれている。 二瓶准教授は「過去を語ることは現在と未来を見つめること」と話す。博物館は歴史を記録するという役割だけでなく、教育としての効果も期待できる。「子供や学生が学んでいくことで、自ら判断して取り組む力がつく」(同准教授)。 日本の学校授業では原子力発電所の問題について十分教えられていなかった。ところが原発事故で最も被害を受けたのは、放射線の影響が出やすいとされる子どもたち。特に低レベル放射線量の発がんリスクは未解明な点が多い。福島の子どもたちは自ら知識を身につけてリスクを理解し居住する「覚悟」が求められる。 博物館設立の中心的な役割を担うのが、福島大が震災後に設立した「うつくしまふくしま未来支援センター」だ。福島大学の清水修二副学長は「国や地方自治体、東京電力にも資料の提供を呼びかけていきたい」と話す。原発事故では多くの周辺住民は避難を求められた。自治体が避難時に作成した資料などはすでに散逸する恐れがある。「なるべく早く立ち上げたい」(清水副学長)。 日本では事故に関する博物館の重要性は最近ようやく認識されたばかり。事故を忘れ去りたい加害者(企業)などの配慮から思うように進まないケースが多いからだ。1985年に起きた日航機の墜落事故でも設立に20年近くかった。福島県民がかかえる苦労を人類が2度と経験しないためにも博物館の意義は大きい。(竹下敦宣) ここまで転載。 日本の学校教育で原発の抱える問題について『十分教えられていなかった』のは何故か? 教えることを良しとしなかったのは誰なのか?何なのか? 『福島の子どもたち』に『自ら知識を身につけてリスクを理解し居住する「覚悟」』を誰が望むのか? そもそもその『覚悟』は本当にしなくてはならない覚悟なのか? 子どもたちに十二分な選択肢は用意したのか?その上で覚悟を求めるのか? 『自ら知識を身につけてリスクを理解し居住する「覚悟」が求められ』ているのはオトナであり、親だ!子どもたちじゃない! 子どもたちに覚悟できないのであればそこを離れろと言いたいのか? 覚悟するならそこにとどまれと言いたいのか? 間に合わないんだよ!子どもたちの覚悟を待っていられるようなヌルい状況じゃないことは世界が知っている。 子どもじゃなくオトナにむけて発信したいのならハッキリそう言え! 博物館設立話そのものについてはアリだと思っている。が、その中にこんな愚をサラリと紛れ込ませるな! ごめんなさい。怒りのままのブログで。 もちろん今回取り上げたこのブログ記事があえてこのような表現(『福島の子どもたちは自ら知識を身につけてリスクを理解し居住する「覚悟」が求められる。』)をとったとも考えられるけど、そうする意味はあるのだろうか? ということで『覚悟するのはオトナの仕事なのだよの巻』でした。 またね 李下に冠を正さず 2011年1月1日 朝日新聞より(昨日のブログに追加)
ども、miomamaです。ふと思ったので追加しておきます 昨日というよりもついさっき書いたブログにあった朝日新聞の記事には続きがあります。 そこには寄付を受けていた審査委員の話が一覧表にして出されています。 もうね、笑うしかないですよ、この内容。 呆れるとか、怒るとか、そんな次元ではなくて、ただもう笑っちゃう ぜひこの記事はご自分の目で確かめてください。 ということで『李下に冠を正さずってjokeだっけ?の巻』でした。 またね〜 ドイツ放射線防護協会から再勧告だよ
こんばんは、miomamaです。 今年のお正月は珍しく天気に恵まれましたね そのおかげで突然やってきた旧友と8年ぶりくらいの再会を仙台で果たしました これが雪でも降っていたら… ちょっと古くなりますが、2011年11月27日にドイツの放射線防護協会会長が以下のような内容の報道発表をしたようです。私はこの勧告を支持します ネタ元はこちらですので、出来ればご自分でご確認を(http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111201/1322719204) ここから転載 放射線防護協会 Dr. セバスティアン・プフルークバイル 2011年11月27日 ベルリンにて 報道発表 放射線防護協会: 放射線防護の原則は福島の原子炉災害の後も軽んじられてはならない。 放射線防護協会は問う: 住民は、核エネルギー利用の結果として出る死者や病人を何人容認するつもりだろうか? 放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。日本の官庁は現時点において、食品の範囲、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の範囲で、この希釈禁止に抵触しています。ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告するものであります。さもなければ、日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で、第二のフクシマに晒されることになるでしょう。空間的に明確な境界を定め、きちんと作られ監視された廃棄物置き場を作らないと、防護は難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のまま汚染された物や食品を取り扱っていくと、国民の健康に害を及ぼすことになるでしょう。 焼却や灰の海岸の埋め立てなどへの利用により、汚染物は日本の全県へ流通され始めていますが、放射線防護の観点からすれば、これは惨禍であります。そうすることにより、ごみ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれている放射性核種は順当に環境へと運び出されてしまいます。放射線防護協会は、この点に関する計画を中止することを、早急に勧告します。 チェルノブイリ以降、ドイツでは数々の調査によって、胎児や幼児が放射線に対し、これまで考えられていた以上に大変感受性が強い、という事が示されています。チェルノブイリ以降のヨーロッパでは、乳児死亡率、先天的奇形、女児の死産の領域で大変重要な変化が起こっています。つまり、低〜中程度の線量で何十万人もの幼児が影響を受けているのです。ドイツの原子力発電所周辺に住む幼児たちの癌・白血病の検査も、ほんの少しの線量増加でさえ、子供たちの健康にダメージを与えることを強く示しています。放射線防護協会は、少なくとも汚染地の妊婦や子供の居る家庭を、これまでの場合よりももっと遠くへ移住できるよう支援することを、早急に勧告します。協会としては、子供たちに20ミリシーベルト(年間)までの線量を認めることを、悲劇的で間違った決定だと見ています。 日本で現在通用している食物中の放射線核種の暫定規制値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし国民の放射線被害については保護してくれないのです。この閾値は、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを日本政府が受容していることを示している、と放射線防護協会は声を大にして指摘したい。いかなる政府もこのようなやり方で、国民の健康を踏みにじってはならないのです。 放射線防護協会は、核エネルギー使用の利点と引き換えに、社会がどれほどの数の死者や病人を許容するつもりがあるのかと言うことについて、全国民の間で公の議論が不可欠と考えています。この論議は、日本だけに必要なものではありません。それ以外の原子力ロビーと政治の世界でも、その議論はこれまで阻止されてきたのです。 放射線防護協会は、日本の市民の皆さんに懇望します。できる限りの専門知識を早急に身につけてください。皆さん、どうか食品の暫定規制値を大幅に下げるよう、そして食品検査を徹底させるように要求してください。既に日本の多くの都市に組織されている独立した検査機関を支援してください。 放射線防護協会は、日本の科学者たちに懇望します。どうか日本の市民の側に立ってください。そして、放射線とは何か、それがどんなダメージ引き起こすかを、市民の皆さんに説明してください。 放射線防護協会 会長 Dr. セバスティアン・プフルークバイル (翻訳者 blaumeise.leinetal) ここまで転載次は2012年1月1日の朝日新聞からです。 ここから転載 安全委24人に8500万円 東京電力福島第一原子力発電所の事故時、内閣府原子力安全委員会の安全委員と非常勤の審査委員だった89人のうち、班目春樹委員長を含む3割近くの24人が2010年度までの5年間に、原子力関連の企業・業界団体から計約8500万円の寄付を受けていた。 うち11人は原発メーカーや、審査対象となる電力会社・核燃料製造会社からも受け取っていた。 寄付は使途の報告義務がなく、研究者が扱いやすい金銭支援だ。安全委の委員へのその詳細が明らかになるのは初めて。委員らは影響を否定している。 委員所属・出身の大学や研究機関に情報公開請求や直接取材をした。安全委員5人では、班目委員長と代谷誠治委員、審査委員84人では22人。企業・団体は研究助成の名目で大学を通じて指定の教授らに寄付していた。20人は審査委員に就任後も受け、少なくとも総計は6千万に上った。 班目委員長にも教授当時400万円 10年4月に就任した班目委員長は、東京大教授当時の06〜09年、三菱重工業から計400万円を受けていた。同時期に安全委員となった代谷委員は、審査委員だった京都大教授当時の07〜09年、審査対象となる原子燃料工業から10万円、日本原子力産業協会の地方組織から計310万円。 班目委員長は「便宜は一切図っていない」と述べ、「すべて公開して(国民に)判断してもらうことに尽きる」と公開の必要性を認めた。代谷委員は「審査で言うことに変化はない」と話す。 ここまで転載 さて… これら二つの記事をみてアナタはどう思われますか? 朝日新聞の記事を読みながら出てくるのは溜め息ばかり 『この国の原子力行政はつくづくデタラメだったのだ』と。 また、私はまるっきりの無知で、無関心だったとも思いました。 原子力発電の危険性についてうすうす感じてはいても、それに対して何らの行動もとらず、ただただ『なんとかなるんだろうなぁ。誰かがなんとかするんだろうなぁ』程度の気持ちでいました。 その無知・無関心は結果、この国のデタラメを追認し、この国の未来にひょっとしたら取り返しのつかない禍根を残すことになりました。 自分の立ち位置を外部にむけて示しましょう。 たとえそれがハチドリのひとしずくであっても。 原子力発電は必要ありません。 放射能に汚染された瓦礫をまだ汚染されていない地域にバラまくことには反対です。汚染されたモノは汚染された地域で処理すべきです。 汚染された食材を、ごめんなさい、私は食べたくはありません。少なくとも私の天使ちゃんには食べさせたくはありません。 これ以上の被曝はゴメンです。 『測定結果は(暫定)基準値以内です。』はもはや悪いジョークに過ぎません。その結果を受け入れるかどうかは自分で判断します。行政は正確な数値だけを出せばいいんです。 効果の薄い、アリバイ作りだけの除染には反対です。多額の血税にはもっと他に使い道があります。 こんな風に思う私はこの地域から出て行けばいいですか? 日本から出て行けばいいですか? アナタの立ち位置を教えてください。 ということで、『イイ歳したオトナの無知は罪なのだぁの巻』でした。 またね〜 あけましておめでとうございます
ども、miomamaです 新しい一年が始まりましたね たくさんの資料に埋もれています。じっくり読まないとなかなか理解できないのが現状です。 で、読んでいるうちにまた資料がたまる… 今年はちょっとペースをあげていかないとね 頭で考えていることを形にしていく年になります。走っちゃうよ〜 暴走かもしれないけど 一人ではたいしたことは出来ません でも何もしないでいることはもう無理 自分の立ち位置を時々確認しながら、『自分』を隠さずに走ってみようと思います。 久しぶりです。走るって感覚は ということで、『この一年は暴走しちゃってみるの巻』でした また明日 1
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